マイ・バック・ページ

キャスト 1/2

妻夫木聡(Satoshi Tsumabuki):沢田雅巳

写真:妻夫木聡

Q:『マイ・バック・ページ』を見ていかがでしたか?
A:とても味のある作品になったと思います。現代社会に足りないものは何か、最終的には自分自身に自問自答できる作品になったのではないかと思います。
Q:山下監督とお仕事してみていかがでしたか?
A:山下(敦弘)監督はずっといっしょにやりたかった監督だったので、今回ようやく念願が叶いました。感覚的なものを大事にしながら、微妙なバランスを本番の中で探っていく、じっくり一歩一歩作っていく監督という印象で、誰に対しても同じ目線で演出するところも愛情が溢れていて、すごく好きです。
Q:共演した松山ケンイチさんの印象は?
A:松ケン(松山ケンイチ)とは何回か会ったことはありましたが、初めての共演でした。職業病みたいなもので、仕事の話ばかりしていましたね。とてもボキャブラリーが豊かなヤツなので、いろんなことに挑戦してくる。ひとつの料理にどんどんスパイスを加えて作り上げていく、というようなヤツなので、演じていてとても新鮮で面白かったです。
Q:ご自身が演じられた「沢田」というキャラクターはどんな人物だと思いますか?
A:ただ、まっすぐということではなく、人間としての欲、社会に対しての欲、ジャーナリストとしての欲、人であることのおろかさ、人が人であるゆえにどうであるかということを大事にしました。沢田も、また人であるということです。
Q:本作へ込めた想いを教えてください。
A:年代が年代だけに、いろんな見方ができる作品だと思う、まさに賛否両論でしょう。でも、僕らはこの作品の中で確実に生きている。「何か」を求め、がむしゃらに突き進んだ姿は真実です。ありのままの僕たちを見て、そして感じてほしい、今を。

1980年12月13日、福岡県生まれ。映画初主演を飾った『ウォーターボーイズ』(01/矢口史靖監督)で、第25回日本アカデミー賞主演男優賞・新人俳優賞を受賞し、一躍日本を代表する若手俳優の仲間入りを果たす。以降、映画のみならず、TVドラマ、舞台などでも活躍し、09年は大河ドラマ「天地人」(NHK)で主人公の直江兼続を熱演し、国民的人気を博す。主な映画出演作に、第77回キネマ旬報ベストテン最優秀主演男優賞を受賞した『ジョゼと虎と魚たち』(03/犬童一心監督)、『69〜sixty nine〜』(04/ 李相日監督)、『春の雪』(05/行定勲監督)、『涙そうそう』(06/土井裕泰監督)、『どろろ』(07/塩田明彦監督)、『ブタがいた教室』(08/前田哲監督)、『感染列島』(09/瀬々敬久監督)、『ノーボーイズ、ノークライ』(09/キム・ヨンナム監督)など。公開最新作『悪人』(10/李相日監督)では、第23回日刊スポーツ映画大賞主演男優賞、第53回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。2011年は、野田地図第16回公演「南へ」出演や『スマグラ−(仮題)』(石井克人監督)が待機している。本作で山下監督作品初出演、松山ケンイチとは初共演となる。

松山ケンイチ(Kenichi Matsuyama):梅山(本名:片桐優)

写真:松山ケンイチ

Q:『マイ・バック・ページ』を見ていかがでしたか?
A:完成度が高い作品だと思います。登場人物のそれぞれの役割や存在感がしっかりしていて、とても見やすいのですが、これは実際にあったとても「嫌な感じがする」事件を基にした作品で、ドキュメントを観ているようでもあります。
Q:山下監督とお仕事してみていかがでしたか?
A:山下(敦弘)監督とは二作目ですが、前の『リンダ リンダ リンダ』では一日だけだったのであまり話す機会がありませんでした。あの頃と自分の経験値が違うからかもしれませんが、前は自分のしようとしていることを見抜かれて「もうちょっと自然に」とか言われていたのが、今回はお互い「こうした方がいいんじゃないか」と話し合えるようになりました。
Q:共演した妻夫木 聡さんの印象は?
A:妻夫木(聡)さんの作品は拝見していましたが、共演は初めてで、すごく優しくしてもらいました。僕の台詞が難しくてとちっちゃうときも全然変わらずに付き合っていただいて、申し訳ない気持ちとありがたい気持ちです。一緒にやらせて頂けたこと、出会えたことをありがたく思っています。
Q:ご自身が演じられた「梅山」というキャラクターはどんな人物だと思いますか?
A:良く分かりません。良く分からないなりの本気の言動を目指してました。ふざけてる訳でもなく、奇をてらっている訳でもなく、本気で生きているけど良く分からない奴。それが梅山だと思うし、そこに魅力があるのではないかと思います。しかし梅山は最初から最後までぶれません。演出の凄さを痛感しました。
Q:本作へ込めた想いを教えてください。
A:「戦争」は今でもあります。ただ日本はそれが見えない状況にある。でも、この世界は全てつながっているので、日本も、そこにいる僕たちも、戦争に間接的に関わっています。この時はベトナム戦争がありました。日本も参加していました。そしてこういう状況を壊そうとしていたのが当時の若者達でした。この時代を僕は今を生きる若者として、後に残したいと思います。

1985年3月5日、青森県生まれ。『アカルイミライ』(03/黒沢清監督)で映画デビュー。『男たちの大和/YAMATO』(05/佐藤純彌監督)で第30回日本アカデミー賞新人俳優賞、優秀助演男優賞など数々の賞を受賞。『DEATH NOTE 前・後編』(06/金子修介監督)のL役で広くその名を知られ、続く『L change the WorLd』(08/中田秀夫監督)に主演。不動 の人気を博す。2010年にはトラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』の主人公を演じ、大きな話題となった。主な映画出演作に、『蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜』(07/澤井信一郎監督)、『神童』(07/萩生田宏治監督)、『椿三十郎』(07/森田芳光監督)、『人のセックスを笑うな』(08/井口奈巳監督)、『デトロイト・メタル・シティ』(08/李闘士男監督)、『ウルトラミラクルラブストーリー』(09/横浜聡子監督)、『カムイ外伝』(09/崔洋一監督)、『GANTZ』(11/佐藤信介監督)など。公開待機作に、『うさぎドロップ』(11/SABU監督)、『僕達急行 A列車で行こう』(11/森田芳光監督)がある。また、2012年にはNHK大河ドラマ「平清盛」の主演を務めることも決定している。 山下監督とは『リンダ リンダ リンダ』(05)、角川文庫のCM(08)に続き、3度目の顔合わせ。

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